「ホームページ 制作 東京」での検索結果や“比較サイト”で上位のホームページを、同じく東京拠点の制作会社である弊社KOP(ケーオーピー)が研究。

ホームページ制作会社のHPでは、どのようなページ構成が主流で、どんなコンテンツが定番なのか。

同業他社のホームページを改めて研究することで、発見が多々ありました。

前提条件

前提として、検索はGoogle、時期は2021年4月のものです。

この記事では、各社ホームページの「構成」に注目したいと思います。

  • トップページのコンテンツ
  • 主なコンテンツページ(グローバルナビの項目)

また、同じ「東京拠点のホームページ制作会社」のHPを対象としたSEO対策の調査に関しては、以下の記事にて取り上げております。
東京のホームページ制作会社のホームページを東京のホームページ制作会社が分析しSEOを研究

結論

ホームページ制作会社のHPの定番コンテンツは、以下のよう具合です。

トップページのコンテンツ

  • 制作実績
  • サービス

の2点が最も多く、続いて多かったのは、

  • コンセプト
  • 特徴/強み

あたりです。
他はまちまちでした。

主なコンテンツページ

  • サービス
  • 制作実績
  • 会社案内
  • ブログ
  • 問い合わせ

見解

ホームページの構成は、シンプルイズベスト

意外と構成がわかりにくいホームページが多かったです。

複雑な構成よりも、ユーザーの目的に即した構成が良いのは明らかです。
つまり、企業側が「見せたい情報」でなくユーザーが「見たい情報」に立脚した構成です。

“同業者として”各制作会社のホームページを見ても、「どのようなサービス」があり「料金はいかほどか」、また事業の「特徴や強み」がわかりやすいと感じたのは、調査対象の数社のうちほんのひと握りでした。

「お客様の声」はもう古い?

昔は割とコンテンツとして幅を利かせてたっぽい「お客様の声」は、今では少し古い印象です。
「お客様の声」を掲載しているホームページのデザインが古いからでしょうか。

今はSNSなどで、よりリアルなクチコミを見ることができます。

その上で自主掲載している「お客様の声」は、演出っぽく見えるので敬遠するホームページ制作会社が増えたのでしょうか。

同業者だからそのページの嗜好が見える

例えばデザインに特化した業者はおしゃれ。ランディングページが売りの会社はFV(ファーストビュー)のインパクトや文言のこだわり(ちょっと盛ってる感)を感じました。

また、ランディングページ特化の業者は「つい見てしまう」構成になっていました。
見出しの妙なのか、図をはじめとする画像の妙か。
「売り込み」「刈り取り」が目的の場合、LP制作会社のホームページは参考になりそうです。

いずれにせよ、どのホームページ制作会社も、自社の得意なサービスに特化した構成、強みや特徴を前面に打ち出したホームページにした方が良いです。

その理由は、次に挙げる見解とも絡んできます。

比較サイトが強い

同じく東京のホームページ制作会社のHPを調査対象とした、SEOに関する記事でも取り上げておりますが、検索結果最上位は「比較サイト」が占めております。

ホームページ制作を検討中のユーザーは、比較サイトをもちろん無料で利用することができ、コンシェルジュ的な立場からのおすすめもあったりなど、検討にあたり大変便利なサービスだと思います。
さらに、一括で見積もりを得られたり資料をダウンロードできたりなど。

どの業界でもそうですが、ホームページ制作の依頼もこういった媒体からの問い合わせが主流となっていく、というかもうなっているのではないでしょうか。

まとめ

比較サイトがめっちゃ強い今のご時世、特徴や強み、平たく言うと「メリット」のわかりにくいホームページ(業者)は比較対象から真っ先に消え去ることでしょう。

そこで重要なのは、ホームページとして尖ること、つまり特徴・強み・メリットをわかりやすく、かつ全体の構成はシンプルに。ユーザーが迷ってしまっては元も子もないので。

あとはユーザーのニーズ(お悩み)に直結するようなコンテンツの必要性を強く感じます。
律儀にトップページから入ってくるユーザーは少なく、また「東京 ホームページ制作」とかで検索しているユーザーは比較サイトに刈り取られる可能性大です。

また、オーガニック検索以外にもチャネル(お客さんがHPに入ってきてくれる入口)を増やす必要もありますね。

分析対象のホームページ

今回、研究の対象とさせていただいたページは以下の通りです。勝手に研究してすみません。ありがとうございました!